【教えて!はてな】女性(異性)をどこまで理解すればいいのか?
魂の興奮にむちうたれるように、いく時間でもいく時間でも、まっすぐに,歩いて、歩いていくことがあった。それからときどき、とつぜん立ちどまって、道ばたに腰をおろし、悲しい物思いにふけることもあった。なぜ自分はほかの人たちのように愛されなかったのであろうか?なぜ自分は静穏な生活の単純な幸福さえも知らなかったのであろうか?
こんばんは、zorazoraです。
冒頭はモーパッサン『女の一生』の一節です。10代でこれを読んだときはショックを受けました。ショックを受けたというか、「女性の幸福とは何か?」について、人生において初めて深く考えさせられた読書体験だったといっても過言ではありません。
今日は標題の通り、異性、といってもここでは主に女性についてどこまで理解すればいいのか、ということについて簡単に考察させてください。かなり踏み込んで生理的なことまで切り込ませていただくので、不快な方はお引き返しください。個人的な話をさせてもらうと、正直なところ、女性に対して興味が無いわけではないのですが、なぜか女性を深く知ることを恐れてしまう自分がいます。
というのも、冒頭に挙げたモーパッサンをはじめする、女性を主人公とした小説、例えば有島武郎の『或る女』、D.H.ロレンスの『チャタレイ夫人の恋人』、江國香織の『号泣する準備はできていた』といった本によって、女性と付き合う前から免疫ができてしまったのか、それとも何かしら幼少期にトラウマがあったのかは知りませんが、女性に関心が湧きにくいのです。
一概にはいえないと強く念を押させていただいたうえで、同性である男性は比較的単純だと思います。目の前にニンジンがぶら下がっていたら思わず駆け出してしまうのが男性。好きな女性からメッセージが来たら小躍りして即返信をしてしまいます。女性に唯一わからない男性特有のものとして知られているのは、
オトコのタ○タ○にたまたま玉(ボール)が当たってしまった時の痛み
くらいでしょうか。名誉のために言っておきますが、決してダジャレではありません。天地神明に誓って…ただ、この痛みだって痛みの程度を共有することはできると思います。みぞおちを殴打した時に、しばらく続くあの鈍痛ですかね。両方とも経験の無い方はわざわざ再現する必要はないので試さなくていいと思いますが。
反対に、女性の場合は男の知らない生理現象がたくさんあると思います。お産の痛み、頭痛・生理痛、一般に「女心」といわれるもの、女性同士のいがみ合い…etc 姉がいたらこういうことも身近に感じられたはずなので、姉貴が欲しかったなーと思ったことは多々あります。
少々話が逸れますが、周りが女性ばかり6、7人いる職場でマネジメントをする仕事をしたこともあったのですが、正直キツかった記憶があります。配慮したのは、当然のことなのですがあくまで仕事なので誰かに肩入れをしないこと、適度にお菓子を差し入れること(好きでもない日本初上陸のお菓子を買うためにデパートに並んだこともあります)、あまりにも個性が強く「あの人なんとかしてください!」と疎まれていた女性をガス抜きのために食事に誘って理解を求めること…などですかね。
ちなみに疎まれるほどの女性を食事に誘っても肩入れしたことにはなりません。例え食事に行ったことがバレても、むしろ「よくあんな人と食事に行けるな!勇者か!?」と思われるぐらい評価が上がったと思います。苦行でしたから…当人が見てたら困るな(汗 実は密かに気のある女性とも食事にいったんですけどね!と言い訳しておきましょう(笑)。もしかするとこの時の体験もトラウマになっているかも知れませんね。何度かトラブルがありましたから。
さて、改めて「女性をどこまで理解すればいいのか?」ということについてです。目的にもよると思いますので、ゴールを「結婚とその後の結婚生活」ということに絞りたいと思います。コメントは女性でもいいのですが、既婚男性からアドバイスをいただくのが一番参考になるのでしょうか。いくら関心が薄いといっても、これを「永遠のテーマ」と片づけてしまうと一生結婚できないような気がするので、もし明快(明快でなくともいいのですが笑)なアドバイスをいただけることを期待したいと思います。それでは列挙していきます。
1.宗教観について
いきなり核心に踏み込んだ気がするのですが、宗教観の認識を共有させておくことは非常に大事だと思います。なぜならお子様の教育(知らない間に入信させられていたなど)ということもありますが、最終的には同じ墓に骨を埋める可能性が極めて高いからです。
知り合いの女性で欧米人と結婚間近までいって、宗教観で破談したという話を聞いたことがあります。どこに骨を埋めようが散骨されようが構わないという方なら問題ないのかも知れませんが、いくら夫の家族と一緒とはいえ、見知らぬ土地のお墓に入ることに抵抗があり、家族からも反対されて断念したというケースを知っています。
2.キャリアについて
環境はかなり改善されつつありますが、働きながらの育児というのは非常に負担が大きいと思います。男女の格差は縮まり、キャリアによっては子供をつくるよりも仕事に専念したいという女性も増えているのではないでしょうか。子供の有無というのは結婚するにあたって合意形成したい一つの大きな問題ではあると思います。
また、進んで主婦になりたい女性も一定程度いますよね。主婦もある種のキャリアですから。
3.付き合った人数・性交渉の経験人数について
また鋭く切り込んでしまいましたが、個人的にこれは大きいです。女性によってはこういったことをサバを読んだり、あえて多く見積もったりする方がいると思うのですが、正直に述べるのが望ましいと考えています。
なぜなら、付き合った人数(相手)や経験人数によって求められる性的な嗜好や生活水準も変わってくるからだと考えています。それによって性の不一致が起きたり男性の熟練度に対して不満が溜まるということは避けたくないですか?あえて相手の水準に合わせることで、結局不倫に走ったり離婚に至るのは本末転倒ではないかと思います。
4.生理痛の時はどこまで男性が配慮すべきなのか
要らぬお世話ならいいのですが、個人差があるとはいえ生理休暇が認められているように、「生理の日は家事や育児を代わって欲しい」「あまり遠出はしたくない」「できれば家でじっとしていたい」「構わないで欲しい」など、重い生理痛の方もいると思います。
逆に、表現が正しいのかわかりませんが、生理を卒業された方にとっては、こういった話題そのものが耳障りなのか…本当に個人差があると思うので難しいですよね。
5.お産の痛みを別の痛みで表現することができるのか
正直、想像を絶するので例えられると困ってしまいそうですね。恐らく「男にしか分からない痛み」なんてかわいいものでしょう。ソフトボール級の排せつ物を体内からひねり出す感じでしょうか…私には耐えられそうにないです。
6.そもそも知る必要があるのか
ここまで挙げておいて恐縮なのですが、知られたくないこともあるだろうし知っても何の得にもならないこともあると思うのです。「女心と秋の空」なんていいますが、突然の雷雨に襲われたくはないですから。「知らぬが仏」というスタンスで良ければ、私としては楽ですね。知るのが怖いんですもん…(汗汗
逆に、ものによっては知って欲しいという方もいらっしゃるでしょうね。好きな男性からこういったことを聞かれることに対してどこまでが必要でどこから先がタブーなのか、はたまたこんなことは知る必要がないのか。明快な答えがあればどれほど楽かと思います…
まとめ
個体差があると思うので非常に難しい問題だとは思うのですが、個人的には相手が自ら話してくれる範囲で女性特有の不満や精神的な浮き沈み、生理現象などに関する問題について共通認識を持つことで解決できればそれに越したことはないかと思います。
ただ、「男は(いわゆる)単細胞だから浮気ぐらいするのは仕方ないよね」では済まないこともありますよね?私のように無神経に挙げただけでもこれだけ女性の神秘があります。一般的な男性からは多少外れているかも知れませんが、私だって男です。関心が薄いといっても知りたいと思えばいくらでも疑問が出てきます。こういうことって、好きな男性なら聞かれれば興味を持ってくれていると嬉しくなるものなのでしょうか。私に関しては、聞かれればなんでも喋ってしまう方ですね。聞かれないことまでペラペラ喋っちゃうかも…
「相手を思いやる気持ちがあれば別に聞かなくてもいいんじゃない?」ということが、結果的に「女性の本質はわからないから…」と無関心につながっている自分としては非常に歯がゆいところですね。
デリカシーを必要とする領域にモロに踏み込んでしまい申し訳ないと思いますが「結婚とそれを継続するために必要な知識」として、何かアドバイスや意見をいただけると嬉しいです。
それでは。