とある編集者の晒しな日記

コンクリートジャングル東京の編集プロダクションに勤めるライターの実験室

【師匠からいわれた一言】業界で成功する秘訣

こんばんは、zorazroaです。

今日は短めのエントリーになると思います。

f:id:zorazora:20161010213522j:plain

私が今の業界に入る際に、面接で師匠に対して質問をしたことがあります。業界ではちょっと知れた存在なので成功していることは間違いないです。名前は出せませんがテレビ出演などもたまにあります。

 

そんな師匠から何か質問することはあるか聞かれたので、「この業界で〇〇さん(師匠)のように成功する秘訣はなんですか?」と単刀直入に聞いたのです。するとその答えは明快でした。「『誠実さ』に限るよ」というものでした。

 

初めて聞いた時、はっきり言って心の中で笑いました。(こんな厳しいメディアの世界は「誠実さ」だけで渡り歩いていけるほど甘くはないだろう)と思ってしまいました。

 

しかし、一緒に働いてみると、本当にこの人は「誠実さ」で成功しているなということが分かりました。具体的な話はしませんが、他の同業者と決定的に違うのは「誠実さ」だなということが接していてわかります。

 

私は業界歴3年にも満たない新参者なのですが、師匠はこの道数十年でベテランの域に達しています。その師匠曰く、「誠実さ」を失ってしまった同業者は次々と脱落していったそうです。

 

この「誠実さ」というものについて考えたとき、私は以前居た会社のトップの新入社員に対する訓示を思い出しました。残念ながら故人となってしまったのですが、こちらも叙勲まで受けた大変な実業家です。今は亡きそのトップの言葉を紹介して今回のエントリーを締めたいと思います。

 

「これは私が社会人になってずっと感じ続けてきたことなんですが、人生最大の評価は、『この人は信頼できる人だ』と言われることだと思います。または信頼されるように努力する人だと言われることだと思います。これは一生かかってもなかなかできないことだと思いますが、そして私は余命幾ばくもないでしょうから恐らく完成しないでしょうが、影でこういってくれる人がいるとすればこれは私最大の栄誉だと思って努力しています。そして、もう一つは、約束したことは必ず守るということです。もちろんできないこともあります。なかなか忙しくて、約束が果たせぬままに友人が死んでしまったということがあるかもしれません。しかし仮にそういうことがあったとしても、約束はいつも果たそうとする心構えが大事だと思います。頼んだことの9割はできても、1割はどうしても出来ないかもしれません。それでも約束は果たそうとする努力を続けていれば、実はこういう評価が出てきます。『彼は頼んだことは必ずやってくれる、一生懸命努力をしている。だから彼に頼めば安心だ』といってもらえるようになるのです。これが信頼できる人だと思います。だから『信頼できる人だ』『愛すべき人だ』と、こう言ってもらえるように努力して欲しいと思います」

 

人格者じゃないとなかなか言えないことですよね。私は約束の一体何割を果たしているでしょうか…こんな偉人にはとてもなれませんが、どんな業界でも「誠実さ」は必要なのですね。この言葉は常に頭に入れながら仕事をすることにしています。

 

どうか今後とも生温かく見守ってください(笑)。それでは。