とある編集者の晒しな日記

コンクリートジャングル東京の編集プロダクションに勤めるライターの実験室

【タラレバ】人生のどこかの時点に戻りたいことってありますか?

突然ですが、少しバカげた質問をしたいと思います。今まで生きてきた人生の中で、一度だけどこかある時点に戻れるとしたら、戻りたい頃ってありますか?

 

 

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そうですね、基本的にはそれまでの全ての記憶がリセットされ、同じ人生を歩むことになる設定なんですが、自分の能力の範囲内で一つだけ何かを変えられるとします。 外れ馬券を当たり馬券に変えるのでもいいですし、振った恋人を振らなかったことにするのでもいいですし、合格した高校のうちで、実際に進学する学校を変えるのでも構いません。もちろん、何も変えずに同じ人生をもう一度辿りなおすこともできます。

1.人生で一度も後悔したことがない

私は、戻りたい時期というのはありません。というのも、今まで人生で選んだ道の中で、後で別の選択肢を選んでおけばよかったと思うことはありませんし、良い意味でも悪い意味でも人生を大きく変えた選択はしたのですが、自分で選んだ道なので、後悔はありません。従って「あの頃に戻りたい」と思ったことは一度もありません。

 

全部自分で選んだ道ですし、変えたところで行きつくところはだいたい同じだろうと思います。

2.「あれは失敗だったかも知れない」という選択は何度かした

確かに、今思うと結果的に失敗だったのかも知れないという選択はありました。例えば、前の会社を辞めていなければ、今頃結婚して幸せな家庭を築いていたかも知れません。

 

20代後半は会社を辞めるまで5年間付き合った人がいて、結婚の同意まで得ていました。しかし、会社を辞めたことでそれも半ば破談になりました。

3.「安定」を捨てると相手の態度も変わる

当時は自信があったので、会社を辞めても当時交際していたお相手は付いてきてくれるだろうし、家族を養っていけるという自信もありました。しかし、会社を辞めると彼女に話した途端、態度が一変しました。

 

今考えれば当然です。それまで私が背負っていた会社の看板を失ったわけですから。最終的にはそれでもついて来てくれると彼女は言ってくれたのですが、「安定」を求めていた彼女は、やはり無職になった当時の私では荷が重くお相手のご両親の反対もあって結婚は叶いませんでした。

4.ある意味戻りたくないというのもある

人生のどのシーンを振り返っても、割と安寧とした時期は無かったように思います。だからどこかの時点に戻っても、結局は今頃同じような生活を送っているような気がします。もしくは会社を辞めなかったとしても、「普通」というのが何を指すのかはわかりませんが、世間一般にいうごくごく普通の家庭を築いて、このブログに心情を吐露することなどなく、前職のまま家族を養うために、がむしゃらに働いていたかもしれません。

 

でも、一度会社の看板が外れてタダの人になった時に、私自身の価値に傷がついたと考えるような人と結婚しなくて良かったと思いますし、私の背負っている「看板」に価値を見出していたのだとしたら、家庭を築いてからそれに気づくようなことがなくてよかったと思っています。後で家族を不幸にさらすことになっていたかもしれませんからね。

5.あの時があったからこそ今頑張れる

会社を辞めてから、大学院に行ってみたり、ニートになってみたり、フリーターになってみたり、ひきこもりになってみたりといろいろあったのですが、それらすべてを含めてプラスに変えたいとは思っています。

 

全ては独立した「点」の人生の断片でしかないのですが、それらを「線」に結びつけなければ意味がない、とまでは言いませんが、そうなるように努力しています。最初から太い線を引ける人もいれば、細い線を長く引く人もいると思います。全ては積み重ねだと考えています。

 

結局、私はだいたいどの時点に戻っても苦悩してるんですよね(笑)。思い悩んだ分だけ強くなりたいな、と思う今日このごろです。

 

(次回からはおふざけブログに戻したいと考えていますので今日はご容赦ください)