とある編集者の晒しな日記

コンクリートジャングル東京の編集プロダクションに勤めるライターの実験室

新潟グルメ旅(軽いオチあり)

こんにちは、zorazoraです。

 

前回に引き続き、新潟旅行の話なのですが、もちろん「食」も旅の重要な目的のひとつです。今回の旅で定めた決まりは「食事の際にお酒を飲まないこと」です。

 

酒どころに行って日本酒を飲まないのも無粋な気はするんですが、私はお酒を飲むと五感が鈍ってしまうため、美味しいお料理に真に向き合って食事をすることができません。

 

食事をするなら食事だけ、お酒を飲むならお酒をメインに肴をつまむ程度でいいという考えのもと、今回は帰る直前までお酒は飲みませんでした。地酒を安く試飲できる「ぽんしゅ館」には寄りたかったので帰る直前に試飲はしましたし、なんと昨日から新潟のお酒を無料で試飲することができる「日本酒リーグフェスタ」を開催していたので、最後にお酒も存分に楽しむことができました。佐渡では「弁慶」佐渡本店でのどぐろの鮨や大トロ、佐渡産の真鯛といった新鮮な魚を味わい尽くしたので、新潟駅周辺では魚以外の食材が食べたくなりました。

 

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食事に行く頃には20時と時間が遅めだったのですが、21時まで開店している新潟駅ビル内にある「天地豊作」に行くことにしました。

 

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少なくとも店舗が古くはない駅ビル内のお店はどうなんだろうと思いましたが杞憂でした。郷土料理の種類が豊富で魚沼産コシヒカリを使用しているので、とにかくごはんがおいしい。私はこの後へぎそば屋に行きたかったので、タンパク質を摂るために「もち豚のタレカツ丼(1200円)」を注文。もちろん一日一食「贅沢」ダイエットは続けていますが、夕食の一食で複数の店に行くのはアリというマイルールがあります。「それじゃあ一日二食じゃねーかよ!」というツッコミはご勘弁ください。旅に出て歩きまわり相当エネルギーを消費しているはずなので二食食べないと体が持ちません。実際今測ったところ58.7キロまで下がっていました。

 

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実食です。脂身の少ない国産のもちぶたに甘辛いタレがかかっていました。どちらかとういうと卵でとじた普通のカツ丼の方が好き(天地豊作にはメニューに普通のカツ丼も有る)なのですが、シャリの立った魚沼産コシヒカリにカツ丼のタレが染み込みすぎることなく、シャリともち豚を同時に美味しく味わうことができました。

 

食べ終わるとさっそくへぎそばのお店へとハシゴします。「須坂屋そば」です。へぎそばといえば十日町辺りが有名だと思うのですが、十日町に立ち寄る時間はないし、深夜まで営業している「須坂屋そば」はとても助かります。

 

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メニューはへぎそばの手振り(海苔がかかっていないタイプ:860円)に天ぷらの盛り合わせ(小:620円)を注文。

 

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ちなみに「へぎそば」とは木製の器に1箸ずつ綺麗にそばを並べたもののことだそうです。1.5人前のへぎそばは、蕎麦本来の味を楽しむためか、つゆが薄め。写真にはありませんが小天ぷらの盛り合わせは大海老が一本とナス、半かき揚げ、ピーマンだったと記憶しています。

 

この日はこれで満足し、新潟駅に一泊。翌日の昨日は新潟市内を観光し、夕方には東京へ戻るため、一食を贅沢ランチに持ってきたい。それも郷土料理ではなくイタリアンやフレンチといった洋食がいいと思いました。

 

ところが調べてもイタリアンやフレンチが美味しそうなお店が少ない少ない。ご存知の方は、次に新潟駅に行った際に行くべきお店をお教えいただきたいぐらいです。

 

そこで狙いをつけたのが欧風カレーのお店「ジジ」

 

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1000円のビーフカレーに200円のチーズをトッピングして注文しようと算段をつけて、新潟市内を観光してランチタイムが終わる直前に行こうと思いましたが、思いのほか迷ってしまい、二時半のランチタイムのクローズギリギリでカレー屋を発見して入店。店主に「まだ間に合いますか?」と聞きました。すると店主が怪訝な顔で「はっ?八時までやってますけど」

 

えっ?何なのこの態度は。仮にもサービス業でしょ??って思いたくなるような第一印象の悪さ。メニューも出さずに店主がのらりくらりしているので、痺れをきらして「カレーが食べたいんですけど」と至極真っ当な注文。

 

「はい。200円です」

 

と言って作業に取り掛かる店主。200円はトッピングだろ!接客しろ店主―!!あまりにも態度が悪いので店を出たいのを堪えて店内を見回す。メニューがどこにもない。ただ、チラシの裏に書いたような貼り紙に「カレー200円」。「チーズ100円」と書かかれていました。

 

どうやら、本当に店を間違えたらしい

 

ここでやっと気がついた。看板もよく見ずに入ったから分からなかったが、ここは欧風カレー「ジジ」ではなく、向かいの「原価率研究所」というお店のカレーだ!! 仕方ない、乗りかかった船だ。諦めて原価率研究所のカレーを食べることにしよう。「トッピングのチーズ今からでも注文できますか?」「できますよー」と店主。せめて少しでも豪勢にチーズをトッピングして、300円のカレーを食べることにしました。1階には食事をする場所がなかったので、薄暗いバラック小屋のような店舗の2階に上がって席につきました。

 

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見た目はこんな感じ。学園祭で出してるようなカレーと大差ない。プラスチックのスプーンで、恐る恐るごはんにレトルトカレーをかけただけのようなチープなカレーを口に運んでみました。

 

ウマーー!!

  

スパイスのがっつり効いたカレーが好きな人にはとてもおすすめできないけど、甘口のカレーがお好きな方にはイチオシできます。ルーはじっくりと煮込まれており、具材はゴロっとしたチキンがいくつか入っていてボリュームもありました。店舗は県内外にあるようですが、ここが原価率研究所の本店ということもあり、とても良い経験をさせていただきました。

 

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宣伝にお金をかけていないから、まともなHPもなさそうです。本当なら香川県にいって間違って「はなまるうどん」に入っちゃったぐらいの残念感なんだろうけど、初めて入ったお店だし、新潟は欧風カレーの本場でも何もないため、無問題。むしろ200円でそこそこ美味しいカレーが食べられるお店があるということに驚き。200円のカレーに100円のトッピングはもったいない気がするけど、このチーズがカレーをよりマイルドにしてくれるのでお忘れなく!!

 

というわけで、新潟最後のとっておきの食事が200円カレーを提供するお店で終わったという不測の事態でしたが、コスパ最強で満足満足。東京にも店舗があるらしいので興味のある方はどうぞ。ちなみに、原価率研究所と欧風カレー「ジジ」の位置関係を示す地図です。真向かいやー!派手なのぼりに完全に気を取られたー!(笑)

 

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以上です。